ダツテ、寒いダカラ…

 

 

迎えに行ったものの…

初めてフィリピンを訪れてから4ヶ月後、再びフィリピンを訪問。

現地で結婚式を挙げ、帰国後、市役所に婚姻届を提出し戸籍上は夫婦になった…。

 

 

 

が、実際に同居して生活してなければ本当の夫婦とは言えない。

 

日本人の配偶者での在留資格が許可され、

晴れて日本人の妻として入国することができたのが、約7カ月後の翌年の1月の下旬。

 

 

 

ついに彼女が妻として日本へ来る!!

 

 

嬉しくて、ウキウキ気分でフィリピンまで彼女を迎えに行った。

 

 

 

数日間フィリピンに滞在し、いざ日本に2人一緒に入国という日の朝…。

 

 

 

実家から空港に出発する際、彼女は家族、特に両親との別れに大泣きしてしまったのだ!!

 

タレント時代なら、半年後にはフィリピンに帰って来れる。

 

 

しかし、

今日からは日本人の妻として、日本で暮らすのである!

 

 

『今度はいつ、フィリピンに帰って来れるかわからない』

 

おそらく彼女は、

そんな悲壮な覚悟で″日本人の妻″という、未知の生活に飛び込もうとしていたに違いない…。

 

 

 

それだけに、幼い頃からの両親との日々を思い出し、涙が溢れて止まらなくなってしまったのだろう。

大粒の涙を流して、大泣きの彼女。

 

ふと見れば、

お母さん、お父さんも涙を流している。

 

彼女とお母さんは、しばらく抱き合ったまま泣いている…。

 

 

その場にいた自分も、涙をグッとこらえて様子を見ていたが、

まるで人拐い(ひとさらい)になったようで、バツが悪く、ご両親に申し訳ない気分だった…。

 

8枚も?!

何はともあれ、無事に夫婦揃って日本入国!

 

 

晴れて日本人の妻としての入国審査に、なんとなく誇らしげな顔の彼女。

 

 

 

これからは彼女を守っていかねばならない…

そう改めて思うと、責任重大だが、これが夫としての役目なのか…と思った。

 

 

 

当時は実家を出てアパート住みだったので、彼女と二人だけの甘い新婚生活が始まった!

 

 

だが、1月、2月の日本の寒さは相当彼女には応えたようだ…。

 

入国時は冬物の服などほとんど持ち合わせてなかったので、暖房のある部屋の中でも寒い寒いと言い続けて、重ね着に重ね着で、『8枚』も着ることに!

 

 

 

スレンダーなダンサー体型の彼女が、重ね着でモコモコ体型になってしまった…。

 

 

 

タレントだった時に、日本の冬は経験している筈だが?!

 

「だって、寒いンだからショーガナイでしょ?!」

 

そう言って、冬物の服を買ってきてはさらに着込む…

 

 

 

結婚してから2~3年くらいは、そんな感じで冬の寒さに震えていた彼女も、それ以降はいつの間にか冬に慣れたようで、さすがに8枚の重ね着はしなくなっていた…。

 

 

 

負け組? 誰がそんな事を言うのか?!

 

 

日本の女の子にモテなかったから?!

「フィリピンの女の子と結婚するのは、日本の女の子にモテない奴だ」

「結婚相手が日本にいないから、仕方なくフィリピーナと結婚した」

 

これは、自分がまだフィリピーナを嫌いだった頃に聞いたことがある言葉だ。

 

現在ならこれらの他に、

 

「フィリピーナと結婚するのは負け組…」

と言われるのだろう。

 

 

更には、

「フィリピーナと結婚する男はロリコンだ」

 

こんな事まで口にする人もいた…。

 

 

確かに、フィリピーナは美人というよりカワイイ女の子が多い。

顔立ちも幼い感じが多いから、そんな印象を受けるのかもしれない。

 

 

 

昭和の終わり頃、日本からフィリピンへの買春ツアーなるものが社会問題になったことがある。

 

現地で明らかに18歳未満の女の子を買春するために、日本の男たちが大挙して押し寄せたのだ…。

日本では法規制が厳しい為、顔立ちが日本人に近い東南アジアのフィリピン、タイに目を付けたと思われる。

(もちろんフィリピンでも18歳未満の女の子との性交渉は厳罰に処せられる。)

 

これは現在でも、時々日本人がフィリピンやタイで買春したとニュースになることがあるが…。

 

 

こんなことが原因で、フィリピーナと結婚するのはロリコン…と一部で言われるのかもしれない。

 

 

 

 

また、日本の女の子にモテなかったからフィリピーナと結婚した…そう言われるのも、非常に残念だ。

 

 

自分の知り合いにもフィリピーナと結婚している人が何人かいるが、そのほとんどは初婚相手は日本人女性だったし、

初めからフィリピーナを奥さんにした自分のような存在の方が珍しいようだ。

 

 

そんな自分だが、昔は付き合っていた女性もいた(もちろん日本人)。

 

モテないからフィリピンの女の子と結婚する…よく巷で言われるそんな言葉が、

フィリピーナを妻に持つ日本人男性全てに当てはまる訳ではない、と強く言いたい!

 

 

 

そんな事を言う人に限って…

フィリピーナと結婚した男性やフィリピーナに対して悪口を言う人(男性)に限って、自身は独身であったり、

フィリピンパブでフィリピーナに夢中になった挙句、お金を貢いだだけで終わった…。

 

そんな痛い目に遭った経験を持ってたりする場合が多い。

 

 

散々な思いをしただけに、フィリピン、フィリピーナと聞くのも御免、と毛嫌いする気持ちもわからぬではない。

 

また、中には偏見や差別意識だけで悪口を言う人もいるだろう…。

 

 

 

 

これが女性の場合は、また少し事情が違ってくる。

 

 

フィリピーナと言えばやはりフィリピンパブを連想し、濃い化粧、香水のキツイ匂い、

そして何よりも、お金を稼ぐために出稼ぎでホステスをしている…。

 

同性からすると、これらのことから生理的に受け付けられないのではないか、と思われる。

 

 

実際、自分が国際結婚する時も、親戚の伯母さんたちからいい顔はされなかったし、反対された。

フィリピーナと結婚したことで、親戚関係が当初はギクシャクしてしまった経験もしている。

 

 

 

そんな女性たちにこそ、フィリピンパブへ行き(会社の同僚男性と一緒にとか)、フィリピーナを間近にして彼女たちの苦労や頑張る姿を見れば、

それまでの考え方や見方も変わると思うが、難しいだろうか…。

あなたを愛してます…?!

 

英語は興味を持てなかったが…

学生時代、英語は苦手な科目だった。

 

単語を覚えると同時に、これは代名詞、be動詞、疑問詞、助動詞、接続詞…などの種類、現在形、過去形の変化、それらを覚えるのが面倒で、

さらに文法も覚えねばならず、中学の早い段階で英語に興味を失ってしまった…。

 

 

そのため今も英語は苦手意識が抜けないままだ。

 

 

 

そんな外国語音痴ともいうべき自分が、まさか大人になってからタガログ語という外国語に興味を持つとは…。

 

 

 

学生時代の英語は「させられた勉強」だったが、タガログ語は「自発的な勉強」なだけに、難しいが面白いと感じられることも多い。

 

 

 

もっとも、フィリピーナの女の子と仲良くなりたい!!

と、動機はかなり不純だったのだが…。

 

 

 

発音も英語と変わらず、また、ほとんどアルファベット通りに発音していけばいいということもあり、

覚えるのに取り組みやすい気はする。

 

しかし、現地のフィリピン人並みに喋れるようになりたい!となると、やはり文法をいろいろ覚えねばならず、道は険しい…。

 

 

またフィリピンは英語が公用語にもなっているため、いろいろな場面で使われることが多い。

世界共通語ともいうべき英語は、やはり多少なりとも身につけねばならない。

 

 

いきなり、愛してます?!

タガログ語を覚えようとする人は、純粋にフィリピンやタガログ語に興味を持った人を除けば、フィリピンパブなどのフィリピーナを口説くため、というのが大きな理由だと思う。

 

 

そのため、まず覚える言葉は…

アコ(私)、イカウ(あなた)よりも、

 

 

 

マハルキタ=愛しています

(それが高じると、マハル ナ マハルキタ=とても愛しています…)

 

 

という言葉である確率が、非常に高い。

 

 

愛を伝える言葉を真っ先に覚える、というのも面白いというか、いかにもフィリピンという感じがしてくる…。

 

 

もっとも仲良くなると、フィリピーナも挨拶のように「マハルキタ~」と言ってきたりするので、彼女たち得意のジョークなのか本気か、

わからなくなることもある…。

 

 

 

マハルキタ…とフィリピーナに言われて、本気で好きになってお店に通い続けたが、

本命の彼氏が別にいた…というのはよく聞く話。

 

 

 

 

使い方によっては、「マハルキタ」ほど便利なコトバはないのかもしれない…。

 

 

 

 

アサワコと呼ばれ…

コヤって…誰のこと?!

毎日フィリピーナの彼女たちと顔を合わせ、段々言葉を交わすようになると、もっと仲良くなりたい!と思うようになった。

 

 

彼女たちはお店でも、スタッフやお客さんに接する以外はタガログ語を話す。

 

タレント同士の会話はタガログ語なので、何を言っているのかわからない。

だから、彼女たちもそれをいい事に、営業中にお客のテーブルについていない時は、ウエイティングシートに座り、仲間のタレントと雑談となったりする…。

 

 

 

厨房兼ホール係だったので、オーダーがない時はホールにいるのだが、タレントの女の子から

「スミマセ~ン、コヤ~(お兄さ~ん)」と呼ばれても、

 

 

 

コヤって誰のこと???

 

というくらいに、タガログ語の知識は全く無かった。

 

 

これではイケナイ…と思い、簡単な単語から覚えよう、とお店の男性フィリピン人スタッフやタレントの女の子たちからタガログ語を教えてもらったりして、

 

 

ありがとう=サラマット  ちょっと待って=サンダリ  私=アコ  あなた=イカウ  愛してます=マハルキタ

元気=マブーテ  元気じゃない=ヒンディマブーテ  綺麗=マガンダ

暑い=マイーニット  寒い=マギナウ  上手(歌とかが)=マガリン

1、2、3…(数字の数え方)=イサ、ダラワ、タトロ…

 

こんな感じで少しずつ覚えていき、使うようにしていった。

 

 

 

簡単なタガログ語でも、それらを話していくうちに、

「あ、この人は少しタガログ語がわかる?…」

と彼女たちが反応してくれて、それが楽しくてどんどん覚えていった。

 

 

同時に、タレントの女の子たちとの距離も近くなっていった…。

 

 

アサワコ~

そんな彼女たちの中に、背が高くてロングヘアー、目がパッチリしていて、少し控えめにしている女の子がいた。

 

 

初めはお店にいる20数名のタレントの1人くらいにしか見ていなかったが、

リクエストでお客さんの席についている時も、

オーダー注文で彼女に呼ばれることが、他の女の子より多い。

 

そんな彼女のことが少し気のなり始めていたある日、

 

 

同じようにオーダー注文でテーブルに呼ばれ、わかりました、と返事をすると彼女が笑いながら一言、

 

「アサワコ~、オネガイシマス…」

と言うではないか!

 

 

アサワコ=私の夫(妻)  結婚したフィリピーナが自分の夫を呼ぶ時によく使う言葉

 

 

その時は、アサワコの意味はもう知っていたので、お客さんと一緒に冗談で少しからかったのかな…

くらいにしか思わなかった。

 

 

しかし、それ以降、お店の営業時間以外でも、なぜか彼女は自分に対し、

「アサワコ~」と呼ぶようになる…。

 

 

 

 

言葉の力は恐ろしい…。

アサワコ、アサワコと当たり前のように呼ばれていくうちに、少しずつ彼女に気持ちが傾いていった。

ワタシはフィリピン人

 

 

趣味は歌とダンス?

タレントという資格で来日し、フィリピンパブで仕事をしていた彼女。

 

多くのフィリピーナと同じく、陽気で明るく、気さく、そしてジョークが好きだ。

 

 

タレントの中には歌手(シンガー)、踊り子(ダンサー)の区分があり、来日前にフィリピンでのオーディションで選抜されて来るのだが、

ダンサーだった為か、ちょっとした踊りはお手のもの。

 

 

 

彼女に限らず、フィリピーナは総じてリズム感が良く、簡単なダンスなら即興でもオリジナルで踊ってしまうのだが…。

 

 

歌は特別上手という訳ではないが、まあそこそこ…という感じだろうか。

 

 

 

そして、本当にジョークが好きだ。

 

真剣な話かと思って聞いていると、

「そんな顔シナイで…今のはジョーク!」

 

などと笑いながら言うのだから、本当なのか冗談なのかわからない時さえある。

 

 

そんな妻に振り回される事も多いが、どこかカワイくて憎めない…。

 

 

ワタシ、ガイコクジンじゃないよ!

そんな妻だが、『外国人』という言葉を極端に嫌う。

 

 

TVのニュースなどで外国人という言葉を聞くと、

 

「ナンデそんなコト言う?!アメリカ人、中国人とか、○○人って言えばイイじゃない! バカにしてるの?!」

 

全く許せない!…とばかりにまくし立てる。

 

 

 

 

いや、外国人と言うのはバカにしてるわけではなくて、日本以外の国の人のことをいう言葉なんだけど…

 

 

毎回、簡単にそう説明しても、どうも納得がいかないようだ。

 

 

 

「ワタシはガイコクジンじゃないよ…フィリピン人!!」

 

 

はい、仰る通りです…。

 

 

とにかく、妻はフィピン人であることに並々ならぬ誇り、プライドを持っている。

 

日本人として母国の日本で当たり前のように暮らしている自分からすれば、

そんな言葉は、日本という外国で暮らす妻の、決して他人には見せない心の中を垣間見るようでもある…。

 

 

家族の為に、18歳の時から日本に出稼ぎに来た経験を持つ彼女の言葉は、

国際結婚してなかったら考えることなど無かったであろう、人種とかを始めとする国際問題、自分が日本人であることや日本という国について考えさせられることも多い。

フィリピーナは嫌いだった!…ハズが??

 

 

スタッフにはなったが…

水商売の世界に足を踏み入れ、フィリピンパブの厨房スタッフとして働き始めたものの、すでにフィリピーナが大好きという訳ではなかった。

 

 

確かに、彼女たちはいつも陽気で明るく、気さくだ。

 

 

お客さんへの対応を見ていると、よくしゃべり、よく笑い、表情が豊か。

 

 

そして、

 

「お客さん、ナニカ問題アル?! ワタシも問題イッパイアルよ…

ダケド、お店来たら楽しまないとソン! 今だけ問題ワスレル! ネッ?!」

 

 

 

こんな感じの心遣いも決して忘れない…。

 

 

 

そして、スキンシップのためか、お客さんを自分の虜にするためか、どちらなのか真意はわからぬが、いとも自然に体を密着してきたり、手を握ってきたりするのが得意だ。

 

 

とにかく、サービス精神が旺盛なのは確かだ。

 

 

 

お客さんがお手洗いに立てば、おしぼりを持ってお手洗いの出口で待っていたり、

テーブルではグラスの底を拭いたり、

カラオケの時はマイクを渡したり、水商売では当たり前の事を嫌々でなく、

むしろ楽しそうにこなしているようにさえ見える。

 

 

やっぱりフィリピーナ

もちろん仕事だから楽しいことばかりではない。

 

 

酔っぱらったお客さんに絡まれたり、無理やりキスされたとか、体をイヤらしく触られたとか、いろいろな嫌なことだって勿論あったりする。

 

お店の売り上げが悪かったり、本人のリクエストが少なければ、店長や社長から怒られもする。

 

 

 

それでも、彼女たちフィリピーナはいつも陽気で明るく、笑顔を絶やさない。

 

そんな彼女たちを毎日目の当たりにしているうちに、自分の心の中に変化があった。

 

 

 

日本と違い、南国特有の国民性といえばそれまでだが、底抜けの明るさのフィリピーナに感心すると同時に、

『じゃぱゆき』という出稼ぎの境遇さえも、まるで楽しんでるかのような逞しさにも魅力を感じていった…。

 

 

厨房兼ボーイ係をしていたことで、自然とそんな彼女たちと話す機会も増えていき、

フィリピンパブも悪くないな…と思うようになっていた。

 

 

 

 

そんなフィリピーナの中に、まさか後に結婚して妻になる女の子がいることなど、

この時は想像も出来なかった…。

アナタは私の日本の息子!!

 

 

だまされてる?

フィリピーナの彼女との結婚の承諾をもらう為、20年近く前に初めてフィリピンへ訪れた。

 

そして、彼女のご両親に初めて会った。

 

 

フィリピーナの彼女と結婚したい、と言った時、母は特に反対しなかった…(父は病気で既に他界していた)。

しかし、親戚からは、

「だまされてるんじゃないの?考え直したほうがいいよ…」

予想通り、こんな答えが返ってきた…。

 

 

 

フィリピーナとの結婚に関する悪い噂は、それ以前からイヤになるほど耳にしていた。

 

 

 

だからこそ、一度フィリピンへ行って彼女の家族と会い、様子を見極めてから考え直しても遅くないだろう…

そんな思いもあった。

 

 

 

お母さんは、彼女と同じく背が高く、若い頃はモテただろうと思わせる可愛らしい顔立ちで、笑顔が素敵な女性。

 

お父さんは、一見すると無口で寡黙な印象だが、逆にそれが信頼でき、優しい男性。

 

初めて会った時のそんな印象は、今も鮮明に覚えている…。

 

 

 

そして数日間、彼女の家族と一緒に過ごし、このご両親の娘なら大丈夫!と確信し、結婚に至った訳だが…。

 

 

 

ラッキーだった結婚?!

結婚の手続きで再度フィリピンへ行った時や、結婚してからも何度か訪れた時も、いろいろと気にかけてくれて、

やはり間違ってなかった!!と思わせるご両親だ。

 

 

 

一度、滞在中に激しい頭痛に襲われた時があったが、そんな時も薬局で頭痛薬を買ってきてくれたり、親身になって心配してくれたりして、感謝してもしきれなかった。

 

食べ物も、日本人の自分の口に合うかしきりに気にかけてくれ、ジュースやマンゴーなどのフルーツなどを出してくれたり、こちらが恐縮してしまうほどだ…。

 

 

 

家族ぐるみで日本人の夫をだまし、お金をむしり取る…

 

そんなケースもあると聞いたこともあったが、この家族、ご両親はそんな人たちじゃない!

 

 

 

フィリピンへ行く度にそう感じさせるほど、悪い噂が付きまとうフィリピーナとの結婚の中では自分は恵まれたケースだった、と思う。

 

妻の両親と言うより、自分にとってはフィリピンのお父さんお母さんという存在だ。

 

 

 

そんな自分の言葉を、妻がお母さんに言ったところ、

 

 

アナタは私の日本の息子だよ…

 

という返事が返ってきた。

 

 

 

リップサービスかもしれないが、その心遣いがとても嬉しかったのを今も覚えている…。

フィリピーナと結婚?!アイツも終わったな…

 

奥さん、フィリピンですか…?!

国際結婚していると言うと、

「すごいですね!」と言われることが多い。

 

 

奥さんどこの国ですか?と聞かれ、

「フィリピンです…」

と答えると、相手も何と言ったらよいのか、困っているのが手に取るようにわかり、こちらも複雑な心境になる…。

 

それほど、フィリピーナとの国際結婚は、はっきり言って印象が悪い…。悪すぎる!!

 

 

 

なぜ、こんなにもフィリピーナとの結婚の

印象が悪いのか?!

 

フィリピーナはお金のことしか考えてないから、関わるとロクなことがない…

結婚したら、全財産を失う!とまで言われる。

 

 

 

彼女らは出稼ぎに来てる!!

 

これは、フィリピンパブの影響がかなり大きいと思える。

 

1970年代(昭和50年代)からフィリピンパブの存在が世に知られるようになり、バブル期の1980年代後半からフィリピンパブの隆盛が始まり、90年代後半にピークを迎える。

 

 

欧米人女性と違い、日本人男性と釣り合いのとれる身長で、プロポーションも良く、陽気ですぐに仲良くなれるフィリピーナは、日本人男性を夢中にさせた!

 

 

 

お気に入りの女の子に会いたくて、毎日フィリピンパブに通う者や、彼女を自分に振り向かせようと何でも買ってあげたり、お金まで渡す者が続出する有り様。

 

彼女らが出稼ぎに来てることなど、すっかり忘れて…。

 

 

 

フィリピーナのほうは、家族のためにお金が欲しくて出稼ぎに来てるのだから、そんなお客からお金をもっと引き出そうとする…。

 

お兄さんが病気になっちゃってタイヘン、助けて?!

 

今月中にお金払わないと、フィリピンの家を売らないといけなくなっちゃうカラ、お願い助けて?!

 

 

 

こんなのはまだ甘い方で、こちらが思いもしない様々な理由でお金を出させようと考える…。

お客に結婚をチラつかせて、お金を貰おうとしたフィリピーナもいたことだろう。

 

 

終わってる…?!

最初の頃は、それらが通用していたのだろうが、全国津々浦々に雨後の竹の子の如く出来たフィリピンパブのお陰で、お客の間でも彼女らの手法が知れ渡ることになる…。

 

そして、

 

彼女に騙された、お金を騙し取られた、結婚の約束をしたがフィリピンに旦那がいた…

 

等々が至るところで起こり、その結果…

 

 

 

フィリピーナ=金の亡者、ウソつき、

というイメージが出来あがった…。

 

 

そんなイメージでコテコテに固められたフィリピーナと結婚していると言えば、一般的には少し引かれてしまうのが普通だ。

 

 

 

それこそ、アイツも終わったな…である。

 

 

このように、フィリピーナとの国際結婚には、周囲の日本人による差別意識が常について回るのが現実である…。

 

 

それでも結婚しますか?!

 

 

愛情だけでは…

 

フィリピーナと結婚して18年の月日が経った。

 

ブログの説明文にも記したが、短いと1年以内、長くても10年以内には離婚してしまう確率が高いフィリピーナとの国際結婚で、

よくぞここまで続いたものだと、自分でも感心している。

 

 

それほどまでに、日本人男性とフィリピーナが結婚生活を続けていくのは難しい…。

 

これは、自分でも経験してきたからこそ、はっきり言える。

 

 

 

 

 

なぜ、フィリピーナとの結婚生活を続けていくのは難しいのか?!

 

 

 

 

理由としては、やはり国籍による考え方の違いが大きいだろう…。

 

 

フィリピーナは一般的に、家族の絆を一番大事にする。

この場合の家族とは、フィリピンの家族(両親、兄弟姉妹)のことであり、日本の家族、旦那さんより、フィリピンの家族のほうがワンランク上の扱いになる。

 

 

対して日本人は、昔ほど家族の絆を大事にしない傾向にある。

両親と同居したがらない若い夫婦が多く、また年老いた両親も気を遣い、同居をためらう。

そのため、核家族化が今や当たり前のようになっている。

 

 

 

 

 

しかし、結婚生活の破綻の最大の原因は、やはり経済問題に尽きる。

 

 

フィリピンの家族を第一に思う彼女たちは、毎月フィリピンへの仕送りを欠かさない。

 

 

 

よく物価が日本の1/3とか1/4とか言われるフィリピンだが、それは我々日本人の生活レベルから見ての話し。

 

ちなみに、コーラ 1.5ℓが50ペソ(約50円)、お米 1㎏が45ペソ(約100円)、たばこ 例えばマルボロ1箱が70ペソ(約155円)という感じになっている。

 

 

大卒の初任給が約1万ペソ(約5000円)、

一般的な家庭の平均月収が約3万ペソ(約6000円)のフィリピン人にとっては、生活は決して楽ではない。

 

そして、一家族に子供が3~4人以上いるのが平均的な彼らにとっては、日本に嫁いでいる姉妹がいれば、やはり頼らざるを得ない。

 

 

 

毎月誰かが病気になる…?!

 

例えば1ヶ月に3万円の仕送りとなると、約6万ペソ近くになり、一般家庭の2ヶ月分の月収を上回る金額に相当する…。

これだけ送れば、2ヶ月は十分暮らせるはず…と日本人なら考えるが、そうはいかないのがフィリピンだ。

 

 

 

「お母さんが病気で、病院行かないとダカラ…」

「お兄さん、今仕事無いからタイヘン!少しお金あげないといけないから…」

 

 

先月は、お父さんが病気じゃなかった?

お兄さん、ペインターの仕事してるって聞いたけど…?

 

 

 

仕送りの理由も、ツッコミどころが満載なのだが…。

 

 

こんな感じで金額を増やされていったら、日本にいるこちらの生活が苦しくなる。

 

 

 

貯金する概念がほとんど無いフィリピン人は、あれば全部お金を使ってしまう…。

 

また、「持つ者が持たない者を助けるのは当然」と考えるフィリピン人は、

お金の無心にあまり抵抗がないようだ。

 

 

 

日本人同士の夫婦でも、家計の問題は悩みの種なのに、これが国際結婚の夫婦となれば尚更…。

普通ではない?これまでの歩み

平凡な仕事はしたくなかった…

普通のサラリーマンとして歩んでいる自分の将来がどうしても想像できず、他人とは違う人生を進みたい!と思い、

高校卒業後、泳げないのに海上自衛隊に入隊。

 

厳しい訓練の成果により、5か月後には6kmほど泳げるまでになる。

 

憧れの護衛艦勤務になるが、船酔いの辛さに負け、7ヶ月で除隊という「ヘタレぶり」を周囲に披露してしまう…。

 

 

翌年、今度は1任期を全うしたい!と陸上自衛隊に入隊する。

普通科(歩兵)連隊に配属され、富士山麓での演習など様々な訓練の日々を送る一方、毎週末になるとネオン街に繰り出し、酒飲みに明け暮れる生活だった。

 

居心地が良かったのか、性に合っていたのか、2任期4年間続いた。

 

 

料理人になるはずが…

陸上自衛隊を除隊して働き始めるが、体の調子を崩したりして、早々に転職を2度も経験してしまう。

この先どうなってしまうのだろう…

 

不安に駆られ、手に職をつけようと調理師学校に入学。

 

しかし、ある出来事を境に、職人気質の残る料理人の世界は肌に合わないと悟り、以前から興味があった水商売の世界へ。

 

 

 

その後、まるで導かれるようにフィリピンパブで仕事をすることに…。

 

結婚したら、毎日がフィリピンパブ?!

陽気なフィリピーナたちの虜になってしまうほど、フィリピンパブでの仕事は楽しいことが多かった。

 

そして、後に妻となるフィリピーナと出会うことになる。

 

 

勤めていたフィリピンパブの公休日は月2日。

 

しかも毎日12時間以上の拘束時間、深夜労働…。

十二指腸潰瘍が慢性化していたこともあり、精神的にもきつくなり、結局そのお店を辞めることに…。

 

 

数年後、出会っていたフィリピーナの彼女と結婚し、水商売とは全く無関係の職業で働いている。

 

 

毎日がフィリピンパブ状態?…当たっているようで、当たっていないかもしれない…。

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執筆者プロフィール
松田ミキオ (まつだ みきお)
フィリピンに全く興味が無かった男が、まるで運命に導かれるようにフィリピーナに恋をして、31歳で国際結婚。周囲の好奇の目をよそに、結婚歴18年が経過中。詳しいプロフィールはこちら
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