アサワコと呼ばれ…

コヤって…誰のこと?!

毎日フィリピーナの彼女たちと顔を合わせ、段々言葉を交わすようになると、もっと仲良くなりたい!と思うようになった。

 

 

彼女たちはお店でも、スタッフやお客さんに接する以外はタガログ語を話す。

 

タレント同士の会話はタガログ語なので、何を言っているのかわからない。

だから、彼女たちもそれをいい事に、営業中にお客のテーブルについていない時は、ウエイティングシートに座り、仲間のタレントと雑談となったりする…。

 

 

 

厨房兼ホール係だったので、オーダーがない時はホールにいるのだが、タレントの女の子から

「スミマセ~ン、コヤ~(お兄さ~ん)」と呼ばれても、

 

 

 

コヤって誰のこと???

 

というくらいに、タガログ語の知識は全く無かった。

 

 

これではイケナイ…と思い、簡単な単語から覚えよう、とお店の男性フィリピン人スタッフやタレントの女の子たちからタガログ語を教えてもらったりして、

 

 

ありがとう=サラマット  ちょっと待って=サンダリ  私=アコ  あなた=イカウ  愛してます=マハルキタ

元気=マブーテ  元気じゃない=ヒンディマブーテ  綺麗=マガンダ

暑い=マイーニット  寒い=マギナウ  上手(歌とかが)=マガリン

1、2、3…(数字の数え方)=イサ、ダラワ、タトロ…

 

こんな感じで少しずつ覚えていき、使うようにしていった。

 

 

 

簡単なタガログ語でも、それらを話していくうちに、

「あ、この人は少しタガログ語がわかる?…」

と彼女たちが反応してくれて、それが楽しくてどんどん覚えていった。

 

 

同時に、タレントの女の子たちとの距離も近くなっていった…。

 

 

アサワコ~

そんな彼女たちの中に、背が高くてロングヘアー、目がパッチリしていて、少し控えめにしている女の子がいた。

 

 

初めはお店にいる20数名のタレントの1人くらいにしか見ていなかったが、

リクエストでお客さんの席についている時も、

オーダー注文で彼女に呼ばれることが、他の女の子より多い。

 

そんな彼女のことが少し気のなり始めていたある日、

 

 

同じようにオーダー注文でテーブルに呼ばれ、わかりました、と返事をすると彼女が笑いながら一言、

 

「アサワコ~、オネガイシマス…」

と言うではないか!

 

 

アサワコ=私の夫(妻)  結婚したフィリピーナが自分の夫を呼ぶ時によく使う言葉

 

 

その時は、アサワコの意味はもう知っていたので、お客さんと一緒に冗談で少しからかったのかな…

くらいにしか思わなかった。

 

 

しかし、それ以降、お店の営業時間以外でも、なぜか彼女は自分に対し、

「アサワコ~」と呼ぶようになる…。

 

 

 

 

言葉の力は恐ろしい…。

アサワコ、アサワコと当たり前のように呼ばれていくうちに、少しずつ彼女に気持ちが傾いていった。

この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前

メールアドレス

URL

コメント

CAPTCHA


トラックバックURL: 
執筆者プロフィール
松田ミキオ (まつだ みきお)
フィリピンに全く興味が無かった男が、まるで運命に導かれるようにフィリピーナに恋をして、31歳で国際結婚。周囲の好奇の目をよそに、結婚歴18年が経過中。詳しいプロフィールはこちら
カテゴリー

ページの先頭へ