ダツテ、寒いダカラ…

 

 

迎えに行ったものの…

初めてフィリピンを訪れてから4ヶ月後、再びフィリピンを訪問。

現地で結婚式を挙げ、帰国後、市役所に婚姻届を提出し戸籍上は夫婦になった…。

 

 

 

が、実際に同居して生活してなければ本当の夫婦とは言えない。

 

日本人の配偶者での在留資格が許可され、

晴れて日本人の妻として入国することができたのが、約7カ月後の翌年の1月の下旬。

 

 

 

ついに彼女が妻として日本へ来る!!

 

 

嬉しくて、ウキウキ気分でフィリピンまで彼女を迎えに行った。

 

 

 

数日間フィリピンに滞在し、いざ日本に2人一緒に入国という日の朝…。

 

 

 

実家から空港に出発する際、彼女は家族、特に両親との別れに大泣きしてしまったのだ!!

 

タレント時代なら、半年後にはフィリピンに帰って来れる。

 

 

しかし、

今日からは日本人の妻として、日本で暮らすのである!

 

 

『今度はいつ、フィリピンに帰って来れるかわからない』

 

おそらく彼女は、

そんな悲壮な覚悟で″日本人の妻″という、未知の生活に飛び込もうとしていたに違いない…。

 

 

 

それだけに、幼い頃からの両親との日々を思い出し、涙が溢れて止まらなくなってしまったのだろう。

大粒の涙を流して、大泣きの彼女。

 

ふと見れば、

お母さん、お父さんも涙を流している。

 

彼女とお母さんは、しばらく抱き合ったまま泣いている…。

 

 

その場にいた自分も、涙をグッとこらえて様子を見ていたが、

まるで人拐い(ひとさらい)になったようで、バツが悪く、ご両親に申し訳ない気分だった…。

 

8枚も?!

何はともあれ、無事に夫婦揃って日本入国!

 

 

晴れて日本人の妻としての入国審査に、なんとなく誇らしげな顔の彼女。

 

 

 

これからは彼女を守っていかねばならない…

そう改めて思うと、責任重大だが、これが夫としての役目なのか…と思った。

 

 

 

当時は実家を出てアパート住みだったので、彼女と二人だけの甘い新婚生活が始まった!

 

 

だが、1月、2月の日本の寒さは相当彼女には応えたようだ…。

 

入国時は冬物の服などほとんど持ち合わせてなかったので、暖房のある部屋の中でも寒い寒いと言い続けて、重ね着に重ね着で、『8枚』も着ることに!

 

 

 

スレンダーなダンサー体型の彼女が、重ね着でモコモコ体型になってしまった…。

 

 

 

タレントだった時に、日本の冬は経験している筈だが?!

 

「だって、寒いンだからショーガナイでしょ?!」

 

そう言って、冬物の服を買ってきてはさらに着込む…

 

 

 

結婚してから2~3年くらいは、そんな感じで冬の寒さに震えていた彼女も、それ以降はいつの間にか冬に慣れたようで、さすがに8枚の重ね着はしなくなっていた…。

 

 

 

執筆者プロフィール
松田ミキオ (まつだ みきお)
フィリピンに全く興味が無かった男が、まるで運命に導かれるようにフィリピーナに恋をして、31歳で国際結婚。周囲の好奇の目をよそに、結婚歴18年が経過中。詳しいプロフィールはこちら
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