ワタシはフィリピン人

 

 

趣味は歌とダンス?

タレントという資格で来日し、フィリピンパブで仕事をしていた彼女。

 

多くのフィリピーナと同じく、陽気で明るく、気さく、そしてジョークが好きだ。

 

 

タレントの中には歌手(シンガー)、踊り子(ダンサー)の区分があり、来日前にフィリピンでのオーディションで選抜されて来るのだが、

ダンサーだった為か、ちょっとした踊りはお手のもの。

 

 

 

彼女に限らず、フィリピーナは総じてリズム感が良く、簡単なダンスなら即興でもオリジナルで踊ってしまうのだが…。

 

 

歌は特別上手という訳ではないが、まあそこそこ…という感じだろうか。

 

 

 

そして、本当にジョークが好きだ。

 

真剣な話かと思って聞いていると、

「そんな顔シナイで…今のはジョーク!」

 

などと笑いながら言うのだから、本当なのか冗談なのかわからない時さえある。

 

 

そんな妻に振り回される事も多いが、どこかカワイくて憎めない…。

 

 

ワタシ、ガイコクジンじゃないよ!

そんな妻だが、『外国人』という言葉を極端に嫌う。

 

 

TVのニュースなどで外国人という言葉を聞くと、

 

「ナンデそんなコト言う?!アメリカ人、中国人とか、○○人って言えばイイじゃない! バカにしてるの?!」

 

全く許せない!…とばかりにまくし立てる。

 

 

 

 

いや、外国人と言うのはバカにしてるわけではなくて、日本以外の国の人のことをいう言葉なんだけど…

 

 

毎回、簡単にそう説明しても、どうも納得がいかないようだ。

 

 

 

「ワタシはガイコクジンじゃないよ…フィリピン人!!」

 

 

はい、仰る通りです…。

 

 

とにかく、妻はフィピン人であることに並々ならぬ誇り、プライドを持っている。

 

日本人として母国の日本で当たり前のように暮らしている自分からすれば、

そんな言葉は、日本という外国で暮らす妻の、決して他人には見せない心の中を垣間見るようでもある…。

 

 

家族の為に、18歳の時から日本に出稼ぎに来た経験を持つ彼女の言葉は、

国際結婚してなかったら考えることなど無かったであろう、人種とかを始めとする国際問題、自分が日本人であることや日本という国について考えさせられることも多い。

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