妻はクリスチャン

妻はこんな女性

日本人は奇妙な民族…

世界には、様々な宗教が信仰されている。

 

キリスト教

仏教

イスラム教

ユダヤ教

 

代表的なのはこんな感じだろう。

 

そして、

それぞれに宗派があり、実に様々だ。

 

 

日本人は、特定の宗教を信仰している人が外国に比べ、極端に少ない。

 

それでも、

初詣、お彼岸、お盆、クリスマス…

仏教、キリスト教、または神道をうまく融合させて、生活に溶け込んでいる。

 

 

こんな国は日本くらいだろう。

 

世界から見れば、

実に奇妙な民族かもしれない…。

 

アジアで唯一

そんな日本と比べ、フィリピンは国民のほとんどがキリスト教を信仰している。

 

 

アジアの島国が何故?

 

これは、フィリピンの悲しい歴史に起因している。

16世紀、マゼランによる世界一周が成功するが、その途中で、セブ島が発見されている。

 

北米にも進出していたスペインにとって、

セブ島は中継地点として重要な位置。

その為、本格的にフィリピンの植民地化に乗り出す。

 

そして、フィリピンはキリスト教を強制させられた…。

 

また、

フィリピンという国名も、

当時のスペイン皇族の名前から名付けられたものだ。

 

 

 

学生時代、

誰もが歴史の授業で習ったことがある、

マゼランの世界一周。

 

コロンブスと共に、

英雄的な扱いで教えられた記憶があるが、

 

当時の西欧による、

世界の植民地化、奴隷化の為の一環に過ぎないのである。

 

 

 

スペインによる植民地化という、苦難な道を歩んできた歴史。

 

陽気で優しいフィリピンの人たちを見ると、

そんな過去が、にわかには信じられない気がしてならないのである…。

 

妻はクリスチャン…

そんなフィリピン生まれの妻は、

もちろんキリスト教を信仰している。

 

いわゆる、クリスチャンだ。

 

日本に住んでいる他のフィリピーナと、

その点は同じだと思う。

 

 

 

が、一つだけ違うのは…

 

 

毎週のように教会へは礼拝に行かない…

ということだろうか。

 

 

フィリピーナというと、

毎週日曜日は教会へ礼拝に出かける…

そんなイメージがある。

 

 

妻も、フィリピンに住んでいた時は、毎週教会へ出かけていたという。

 

日本に住むようになり、

近くに教会が無かったというのもある。

しかし、

どうも妻は、フィリピン人同士の集まりが、

あまり好きではないようだ…。

 

 

「何で他のフィリピン人と仲良くしないの?

友達になればいいのに…」

 

以前、そんなことを妻に聞いてみたら、

 

「他のフィリピン人、ナマイキだから…」

という答えが…。

 

 

 

彼女にとって、

他のフィリピーナの態度は、

何か許せないことがあるのだろう。

 

 

 

信仰は、いつもの心の有り様だ。

教会へ出かけなくても、お祈りは出来る。

 

 

だから、キリストを信じる妻は、

紛れもなくクリスチャンだ。

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