Ikaw

 

タガログ語

20代後半、

フィリピンパブで働くようになると、タレント嬢の話す「タガログ語」

に興味を持つようになった。

 

 

日本人にとって外国語というと、

やはり「英語」だ。

 

 

英語は『世界標準語』ともいうべき存在であり、

日本人にとっても、大切な外国語。

 

 

 

歴史的経緯から、英語が広く普及しているフィリピン。

だから、

フィリピン人は英語を話せる。

 

 

だが、

普段の会話はタガログ語。

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Miss na Miss kita 

 

外国語の覚え方の一つ

外国語に興味を持ち覚えたいとなると、

歌で覚えようとするのは、一つの方法だ。

 

英語を覚えるのに洋楽を聴くのと同じ様に、

タガログ語を覚える方法として、

やはりタガログソングに興味が出てきたのは、自然な流れだった…。

 

 

 

当初は、

日本のヒット曲をタガログ語でカバーしている、いわゆるJPMを聴き始めた。

 

いきなりOPMは敷居が高く感じたのと、

聞き覚えのあるメロディーのほうが、歌詞を早く覚えられると思ったからだ。

 

 

 

この方法は、

どうやら正解だったようだ。

 

歌詞を見なくても歌える曲が、何曲か出来てきた。

 

少しずつでも、

歌詞の意味を理解しながら歌えるようになってくると、やはり嬉しい。

 

 

 

…が、

 

 

JPMを歌えるようになってくると、

少し物足りなさを感じるようになってきた…。

 

そうなると、OPMにも俄然興味が湧いてくる。

 

original philippine music 、正真正銘のタガログソングだ。

 

 

YoutubeでOPMを検索し、視聴する回数が自然と増えていった。

 

 

あなたにとても逢いたい…

"Miss na Miss kita"は、

タガログ語で、

あなたにとても逢いたい…という意味。

 

 

恋人同士でよく使うフレーズだ。

 

 

 

タガログ語の愛の表現というと、

 

Mahal kita  愛してます

Gusto kita  好きです

Mahal kita mula sa puso  心から愛してる

Ikaw lamang ang mahal ko  あなただけ愛してる

Mahal kita walang iba  あなたの他に愛してる人はいない

 

 

もう恥ずかしくなるくらい、たくさんある。

 

 

 

OPMには、そんな愛の言葉がたくさん入っている。

フィリピン人は、ロマンチストなんですね。

 

 

 

日本人より愛情表現がストレートなので、初めは、

うわっ、恥ずかしい(/ω\)…

 

と思ったのだが、

慣れてしまった今は、逆にそんな直球さがフィリピンらしくていい!!

 

 

 

そう感じている。

 

タガログ語ミュージック

 

OPM

Original Philippines Music 略して、OPM。

 

歌詞がタガログ語の歌。

 

この歌は、Kim Chiu という、

韓国とフィリピンのハーフの女性シンガーの『Mr.Right』という曲。

韓国女性の美形さが顔立ちに表れている、美女シンガー。

 

自分のタガログ語力では歌詞を理解できないのが残念ですが…

美声なのは間違いないかと。

 

 

 

フィリピンはタガログ語が国語なので、歌もタガログ語なのは、

当たり前といえば当たり前なのだが…。

 

英語が広く使われているフィリピンでは、英語の歌もラジオ、TVでよく流れている。

 

 

だが、やはりフィリピンはタガログ語!

 

 

 

20代で水商売の世界に入り、フィリピンパブで仕事を始めた頃は、

 

「タガログ語って、何かダサい感じだな…」

そう思うことが多かった。

 

 

それが、少しずつタガログ語を覚えるようになってくると、

 

「この言葉はこんな意味なんだ…面白いな!」と、

どんどんタガログ語に興味が湧いてきたから不思議だ…。

 

 

英語には学生時代、全く興味が沸かなかったというのに。

 

外国語を覚えるのにまず簡単なのは、例えば英語なら洋楽を聴き、歌詞を覚えてしまうこと。

 

タガログ語に興味を持ち始めた自分が、OPMに興味が向いたのは自然なことだったろう…。

 

 

日本のヒット曲がタガログ語で?!

そんな時、そのお店の店長から、

 

「タガログ語に興味があるなら、これ聴いてみるか?」

と、一枚のCDを渡された。

 

 

それはタガログ語ミュージック、OPMのCDだった!

 

 

店長もフィリピーナと国際結婚をしていて、タガログ語をよく知っていた。

奥さんは、同じ市内にある他のフィリピンパブでアルバイトをしているらしい…。

 

 

 

 

店長からCDを借り、とりあえず家で聴いてみると…。

 

♪~

 

「何か、聴いたことがあるメロディーだな…?!」

 

なんと、自分の学生時代にヒットした小林明子の『恋に落ちて…』のメロディーではないか!!

 

 

 

曲のタイトルも歌詞もタガログ語、歌っているのは男性シンガーだが、

メロディーは紛れもなく、あの『恋に落ちて…』だった。

 

 

タガログ語でカバー曲にすると、こんな感じになるのか…と新鮮さを感じた。

 

 

 

後に知ったのだが、日本語とタガログ語の歌詞は、全く意味が違うとのこと。

 

日本のヒット曲の完全なカバー曲だと最初は思っていたので、少し拍子抜けしたが、

そんなのはよくあること。

 

OPMへの興味は衰えることなく、それ以来、ますます興味が沸いてきた。

 

 

 

日本の1つのヒット曲がタガログ語ミュージックになり、そして何人もの

フィリピンシンガーが、それぞれに違うタガログ語の歌詞で歌っている…

 

調べれば、挙げるのにキリがない位に日本のヒット曲がOPMになっている。

 

 

 

フィリピンを身近に感じ、タガログ語、そしてフィリピンがますます好きになっていった…。

 

 

※今回、『恋に落ちて…』のタガログ語バージョンは挙げられなかったので、また機会があった時に。

執筆者プロフィール
松田ミキオ (まつだ みきお)
フィリピンに全く興味が無かった男が、まるで運命に導かれるようにフィリピーナに恋をして、31歳で国際結婚。周囲の好奇の目をよそに、結婚歴18年が経過したが…詳しいプロフィールはこちら
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