3035856344

ゴハンまだデショ?!

 

シェアハウスのタレント…

若者の間でシェアハウスが人気だという。

 

寝る部屋は別々でも、
リビングで一緒に食事をしたり、
TVを見たりと、

孤独に陥りがちな独り暮らしに比べ、

誰かと話をすることで精神的にも健康になり、

悩み相談もできる。

 

また、

車などもシェアすることで余計な出費も抑えられる。

 

 

そんなシェアハウス生活。

私的には…
ちょっとした「部活の合宿」みたいな雰囲気で、

 

イヤじゃない…かな。

 

 

 

とても今風な感じだが、
似たような生活をしている人たちがいる…

それは、

フィリピンパブで仕事をしているフィリピーナ嬢たち。

 

 

 

まず、
日本のフィリピンパブで仕事をするフィリピーナには、大きく分けて2種類ある。

 

①日本人男性と結婚し、日本で暮らしているピナさん

②フィリピン在住でオーディションに合格し、来日するタレントさん

 

結婚して在日で仕事をしている①のピナさんは、

「アルバイト」などと呼ばれたりするのに対し、

 

②の女の子は、なぜタレントと呼ばれるの?!
かというと…

 

フィリピンでオーディションを受け、合格した者だけに興行ビザ(ダンサーかシンガー)を発給されて来日するため、そう呼ばれる。

 

 

しかし、実際にはホステスさんの仕事をする。

 

 

暗黙の了解…ということか。

 

 

日本のフィリピンパブ最盛期の2004年には、
年間8万人!
のタレントさんが来日していたのが、

 

アメリカから「人身売買ではないか?!」と指摘されたこともあり、

 

その後一気に年間8000人ほどまでに激減…

 

 

 

現在も、同じような状況が続いていると思われる。

 

 

 

そんなタレントのピナ嬢たちの、
日本での生活環境も、

スゴいものがあった。

 

 

以下は、あくまでも私の経験での話。

 

現在来日している、『タレント』の女の子たちの詳しい生活環境はわからないが、

似たような感じかと思う。

 

24時間一緒です~

ほとんどの場合、
お店から歩いてすぐの場所に、彼女たちの住むアパートがある。

 

 

マンションの1フロアー借り上げだったり、部屋だけを借りたりして、
タレントアパートにしていることが多い。

 

 

例えば…
6畳間に二段ベットが2つ、
10畳間くらいなら二段ベットが5つとか、そんな感じに寝室がある。

 

ダイニングキッチン、トイレ、シャワーなどは、共同。

 

 

個人のプライバシーは皆無。

 

タレントたちは、お店でも一緒、アパートでも一緒。

 

つまり、
24時間必ず誰かと一緒。

 

 

「ランナウェイ」
防止の意味もあるかもしれない。

いや、

逃げる時も一緒だ…

 

 

いつも一緒にいるだけに、
仲の良い子達は本当に仲がいい。
(犬猿の仲の子が同じアパートだと、それはもう悲惨…)

 

 

 

フィリピンパブで仕事を始め、
初めて彼女たちの住むアパートを見た時、

「プライバシー皆無の環境で、よく耐えられるな~…」
そう私は思ったものだ。

 

 

24時間、誰かと一緒。これはキツイだろう…と。

だが、

彼女たちは実に楽しそうに生活していた。

 

愉快な住人たち…

お店での仕事が終わり、私たちがアパートチェックに行くと、

 

シャワーが終わってリラックスしている子、

料理を作り食事をしている子、

フィリピンの家族に手紙を書いている子…

それぞれが、
思い思いに過ごしていた。

 

 

 

時には、

「ねぇ…マツダsan、ゴハンまだデショ?

一緒に食べるスル?!」

 

などと食事に誘われることもあった。

 

 

また、タガログ語で何かジョークを言っては笑い合っていたりと、
「出稼ぎ」の辛さを感じさせないのである。

 

 

フィリピンでも核家族化が進んでいるが、

子供が5人、6人で父母、祖父母と同居とかの大家族は今でも多い。
(ちなみに、私の妻は7人兄姉の末っ子)

 

部屋がなく皆で雑魚寝したり、
少ない食べ物を分けあって食べることが、珍しくない。

そんな環境で育てば、
一部屋に3,4人で暮らすことなど、それほど苦ではないだろう。

 

 

「助け合いの精神」が、日本よりも強いと言われるフィリピン。

 

同じような境遇で日本に出稼ぎに来ているから、辛さも寂しさもわかる。

だからこそ、
「仲間として助け合うのは当たり前」

そんな心境だろう。

 

 

それだけに、
彼女たちのアパートでの生活振りが、輝いて見えたのかもしれない。

 

もちろん、
性格的に明るい「南国気質」も関係してるだろう。

 

 

 

ちなみに…

フィリピンパブには、フィリピン人男性スタッフもお店に必ず一人はいる。

 

なかには、日本語の堪能なフィリピン男性もいて、
「タレントの女の子と、お店側のパイプ役」
をこなしている強者も。

 

 

そんなフィリピン男性スタッフたちも、
やはりお店近くのアパートで、
共同生活をしている。

 

そして…
やはり楽しげに生活をしている。

 

 

人はどんな環境にも適応できる。

 

そして、

住めば都。

 

 

本当にそうかもしれない。

執筆者プロフィール
松田ミキオ (まつだ みきお)
フィリピンに全く興味が無かった男が、まるで運命に導かれるようにフィリピーナに恋をして、31歳で国際結婚。周囲の好奇の目をよそに、結婚歴18年が経過中。詳しいプロフィールはこちら
カテゴリー

ページの先頭へ