クヤシイだから…

 

まるでエイリアン

2020年時点で、

この世界には約79億人の人がいるといわれ、

 

 

男性と女性が、ほぼ同じ割合で生存している。

 

 

それぞれの地域に生まれ、成長し、

やがて結婚し、子孫を残し、

この世を去っていく。

 

 

 

 

ほとんどの人が、

生まれ育った地域(国)の人と結婚し、人生を過ごしている。

それは、ある意味では当然だろう。

 

 

 

 

しかし、

私のように国際結婚している人も、一定数いる。

 

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Halik

決して忘れない‥

フィリピーナの妻と結婚してからは、

当然だが、

二人でフィリピンに「里帰り」

するようになった。

 

 

フィリピンのファミリーは、

日清シーフードヌードル、チョコレート、化粧品、

服などをお土産にすると喜んだ。

 

 

シーフードヌードルは現在でも、

フィリピンにお土産で持っていくと、喜ばれる。

 

 

これは妻のファミリーだけでなく、

フィリピン人の多くに言える。

 

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そんなフィリピンが大好き!

 

家に入ると、そこには…

近年は、経済発展が著しいフィリピンだが、

国民の1/4は、

貧困層だと言われている。

 

 

例えば、

 

日本なら子供1人に対し、

子供部屋があるのは、ほとんど当たり前。

 

しかし、

フィリピンは日本で言えば2DKに、

家族6人、7人が住んでいるのも不思議ではない。

 

子供部屋など望むべくもないが、フィリピンの子供たちは屈託がない。

 

 

少し裕福な家庭なら、

二階建ての住宅に暮らしていることも多い。

 

それでも、

圧倒的に平屋の住宅に住んでいる人は多い。

 

 

だが、そこはキレイ好きなフィリピン人。

 

部屋は狭くとも、きちんと整頓されている。

(必要なモノ以外ない、と言った方が正解かもしれない…)

 

 

また、

日本みたいに玄関が独立しておらず、

外からドアを開けたら、すぐにリビングルームになっているような造りが多い。

 

 

 

玄関入ったら、いきなりソファー、テレビが置いてあるのである!!

 

その奥が、大体キッチンになっているようだ。

 

 

妻の実家も、似たような家の造りだが、

何度か訪れているうちに、慣れてしまった…

 

と言うより、愛着が湧いてきたのである。

 

 

いつも子供たちの賑やかな声で、

時にはうるさくも感じるが、これがフィリピンなんだ…!

 

 

 

自分には、日本の他に帰る場所があるんだ!!

 

妻の実家に帰る度に、そう思えるようになってきた気がするのである…。

 

 

新しいものが大好き!

そんな住宅事情のフィリピンだが、

フィリピン人は、新しいものが大好きだ。

 

 

特に携帯電話、今ならスマホだが、

日本と同じく、1人一台は必ず持っている!

 

 

日本でもまだガラケー華やかなりし頃、

フィリピン人も必ず持っていたものだ。

 

それも、

最新機種を器用に使いこなし、頻繁にメールのやり取りをしているのである。

 

 

ろくに仕事がないようでも、携帯だけはしっかり持っているのを見て、

お金は何処から出ているのだろう?!

 

そう不思議に思ったものである。

 

 

 

Facebookやインスタグラムに写真をアップしているフィリピン人は多いが、

仕事があっても安いサラリーで、スマホの料金もバカにならないだろうに…

 

他人事ながら、つい心配してしまう。

 

 

ホントは寂しがり?!

フィリピン人は屈託がないように見えるが、

実はさみしがりやで、

人と繋がっていないとダメなのかもしれない…。

 

 

 

日本で結婚しているフィリピーナなら、

なおさらのこと。

 

Facebook、Skype…

 

 

以前なら、国際電話するにもカードを買い、

料金が気になったものだが、

今や無料電話できるようになったのだから、

変われば変わるものである。

 

 

フィリピンの家族と離れていても、

 

昔ほど、

寂しい思いをしなくても良くなった。

 

 

フィリピーナ妻を持つ者として、

喜ぶべきことではある…。

 

妻はクリスチャン

日本人は奇妙な民族…

世界には、様々な宗教が信仰されている。

 

キリスト教

仏教

イスラム教

ユダヤ教

 

代表的なのはこんな感じだろう。

 

そして、

それぞれに宗派があり、実に様々だ。

 

 

日本人は、特定の宗教を信仰している人が外国に比べ、極端に少ない。

 

それでも、

初詣、お彼岸、お盆、クリスマス…

仏教、キリスト教、または神道をうまく融合させて、生活に溶け込んでいる。

 

 

こんな国は日本くらいだろう。

 

世界から見れば、

実に奇妙な民族かもしれない…。

 

アジアで唯一

そんな日本と比べ、フィリピンは国民のほとんどがキリスト教を信仰している。

 

 

アジアの島国が何故?

 

これは、フィリピンの悲しい歴史に起因している。

16世紀、マゼランによる世界一周が成功するが、その途中で、セブ島が発見されている。

 

北米にも進出していたスペインにとって、

セブ島は中継地点として重要な位置。

その為、本格的にフィリピンの植民地化に乗り出す。

 

そして、フィリピンはキリスト教を強制させられた…。

 

また、

フィリピンという国名も、

当時のスペイン皇族の名前から名付けられたものだ。

 

 

 

学生時代、

誰もが歴史の授業で習ったことがある、

マゼランの世界一周。

 

コロンブスと共に、

英雄的な扱いで教えられた記憶があるが、

 

当時の西欧による、

世界の植民地化、奴隷化の為の一環に過ぎないのである。

 

 

 

スペインによる植民地化という、苦難な道を歩んできた歴史。

 

陽気で優しいフィリピンの人たちを見ると、

そんな過去が、にわかには信じられない気がしてならないのである…。

 

妻はクリスチャン…

そんなフィリピン生まれの妻は、

もちろんキリスト教を信仰している。

 

いわゆる、クリスチャンだ。

 

日本に住んでいる他のフィリピーナと、

その点は同じだと思う。

 

 

 

が、一つだけ違うのは…

 

 

毎週のように教会へは礼拝に行かない…

ということだろうか。

 

 

フィリピーナというと、

毎週日曜日は教会へ礼拝に出かける…

そんなイメージがある。

 

 

妻も、フィリピンに住んでいた時は、毎週教会へ出かけていたという。

 

日本に住むようになり、

近くに教会が無かったというのもある。

しかし、

どうも妻は、フィリピン人同士の集まりが、

あまり好きではないようだ…。

 

 

「何で他のフィリピン人と仲良くしないの?

友達になればいいのに…」

 

以前、そんなことを妻に聞いてみたら、

 

「他のフィリピン人、ナマイキだから…」

という答えが…。

 

 

 

彼女にとって、

他のフィリピーナの態度は、

何か許せないことがあるのだろう。

 

 

 

信仰は、いつもの心の有り様だ。

教会へ出かけなくても、お祈りは出来る。

 

 

だから、キリストを信じる妻は、

紛れもなくクリスチャンだ。

執筆者プロフィール
松田ミキオ (まつだ みきお)
フィリピンに全く興味が無かった男が、まるで運命に導かれるようにフィリピーナに恋をして、31歳で国際結婚。周囲の好奇の目をよそに、結婚歴18年が経過したが…詳しいプロフィールはこちら
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