国旗、ヤシの木とビーチ
日本にいながらにしてフィリピンを感じる場所と言えば…
真っ先にフィリピンパブを連想する人は多いだろう。
実際、
ヤシの木とビーチが描かれたイラストや、
フィリピンの国旗が描かれたうえに、
『マニラガール』
とか、
『サンパギータ』、『ピノイ』
- サンパギータはフィリピンの国花
- ピノイはタガログ語で、フィリピン人の意味
といった感じの店名が書かれた看板の、
そのケバケバしさは、
東南アジアの国・フィリピンをこれでもかと怪しく見せつける…。
そんな怪しさに拒否反応を示す人…
反対に
興味をそそられる人…
に別れるのではないだろうか?
普通の人は、拒否反応を示す場合が多いだろう。
しかし、
その対極にある、興味をそそられる人…
というのが、
フィリピン大好き、いや、
フィリピーナ大好きな、いわゆる『ピン中』の人たちだ…。
OPMが大好きな自分も、
もちろん″ピン中″の一人に違いない…。
そういった方々は、
フィリピンパブはもちろん、
お店の看板のデザインからもフィリピンを感じ、心は瞬時に、
南国フィリピンに飛んでしまうのである…。
- 例に挙げた店名については、他意はありません。
サリサリストア
そういったフィリピンパブの近くに必ずあるのが、
フィリピンフードや雑貨、衣料品、シャンプーや石鹸など日用品を扱う、
″サリサリストア″
というフィリピン人御用達の雑貨屋だ。
食べ物、シャンプーや石鹸、衣料品などはフィリピンから輸入され、
″フィリピンの匂い″で店内は充満している。
そんなサリサリストアにはお客さんとして、
フィリピンパブのお姉さんたちの他に、
日本人と結婚しているフィリピン人女性や、
どこで仕事をしているのか謎?の、
フィリピン人男性など、
どこからともなく集まっきて、
情報交換やコミュニケーションの場として、
文字どおり、『溜まり場』と化している。
楽しむことが上手なフィリピン人
『普通の日本人』なら、
まず、そんな場所など近付きもしない。
が、
ピン中ならば、
そんなサリサリストアに抵抗なく入っていけるのである…。
窓の外から、
缶詰め食品や、ミサンガや数珠ブレスレット(木製で、小さな十字架があしらわれていたりする)などの雑貨品が見えると、
わくわくしてきてしまう。
基本的に、
オーナーであるママやマスターは、気さくで優しい人達が多い。
レストランを併設しているサリサリストアもあり、日曜日などはパーティーが催され、多くのフィリピン人で賑わうことが多い。
そんなパーティーに行くと、
フィリピン人は本当に陽気な性格で、
気の利いたジョークで人を笑わせたり、
多勢で楽しむことが好きな国民性だということを、見せつけられる…。
この空間は、まるでフィリピンだ…
と錯覚するほどだ。
そして、
楽しむことが上手なフィリピン人を、
日本人である自分は、
少し羨ましく思ったりもするのである…。
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