年増?!のフィリピーナと…
20代後半の頃、
以前から興味のあった水商売の世界に、勇気を出して足を踏み入れた。
キャバ嬢やホストなどに代表されるように、華やかなイメージがある一方で、
その筋の方々との付き合いや、
様々なトラフルなど、ダークな面と背中合わせな世界だ。
水商売に入った最初のお店のオーナーもそんな感じであり、
″やはり、この世界は危険が一杯だ…″
そう思ったものである。
だが、
そのオーナーのお店で働いていた、
年増のフィリピーナと出会った事が、私をフィリピンの魅力の虜にさせることになろうとは…。
そう、
そのお店を辞め、同じ市内にあるフィリピンパブで働き出したのである。
ピン中の世界へようこそ!!
二十歳の時、
先輩に連れられ初めて入ったフィリピンパブ。
ファーストタイムの女の子が付き、日本語がほとんど通じなかった為、
全然面白くない!!
フィリピンパブはつまらん!
と、それ以降近付くこともなかった。
フィリピンそのものにも、良いイメージが持てなかった…
そう、好きでなかった…
そんなはずだったのが…
…
あまりにも陽気なフィリピーナの存在が、
フィリピン嫌いだったはずの私を、
フィリピン好きに変えてしまったのである!
アコ、イカウ、などの簡単なタガログ語を、お店のタレントの女の子との会話にも使うようになり、
そして、
タガログソングのカセットテープやCDを聴くようになったり、
お店の近くにある、
フィリピンレストランへも行ったり、
すっかりピン中の仲間入り…
この世界にハマったら最後、
脱け出すのは不可能に近い…だろう。
夢はフィリピン移住!
働いていたフィリピンパブで知り合ったフィリピーナを好きになり、
望んでいた彼女との結婚も出来た。
二人で何度もフィリピンへ帰り、
その度に、楽しい思い出がたくさん。
タガログ語の上達はイマイチだが、
カラオケでのタガログソングのレパートリーは増えていった。
将来は、妻と二人でフィリピンに住みたい!!
フィリピーナと結婚した日本人男性なら、
誰もが一度はそう思うはず。
さようならフィリピン?!
最近は、
フィリピンに行く日本人が多くなった。
フィリピンへの英語留学がブームになっているのがあるだろう。
セブをはじめとした、
フィリピンの島々へ芸能人が行く様子がTVで放送されたり、
Twitter、Facebookなどでも、
フィリピンの観光地や食べ物の話で賑わっている。
それはそれでいいのだろうが、
「何か、オレの求めているフィリピンとは違うんだよねぇ…」
というのが、
最近の日本人のフィリピンブームに対する、
ワタシの正直な心情である。
妻と二人で、仲良くフィリピンで暮らせるだけで幸せ…
そんな気持ちなので、
もし、
もし妻と死に別れることがあったり、
妻と完全に縁が切れたりしたら…
私にとっては、
フィリピンは何の意味もない。
興味を無くすかもしれない。
私にとってのフィリピンとは、
好きで結婚した妻そのものであり、
妻の存在そのものが、私にとってフィリピンの全てであるから…。
コメント