二人は巡り会う運命だった?!
いわゆる″じゃぱゆき″(今はあまり使われなくなった言葉だが)として、日本にフィリピンパブ嬢の出稼ぎに来ていた一人のフィリピーナとの出会いが、二人の始まりだった。
出会ってからしばらくして、
なぜか彼女は私のことを、
「アサワコ~」と呼ぶようになった。
フィリピーナ特有の大きな瞳がカワイイ、
ロングヘアーの似合う彼女のことは、初めは特別な感情もなかった。
しかし、
毎日のように「アサワコ~♪」と彼女から呼ばれているうちに、少しずつ、彼女のことが気になりだし、気がつけば好きになっていた…。
タレントはお店との6ヶ月の契約で来日する。契約が終了しフィリピンに帰国後も、
同じく6ヶ月が過ぎないと再来日ができない。
彼女もお店との契約期間の6ヶ月が終わり、フィリピンに帰国。
もう、これで彼女に再会する可能性は、
お店からのリクエスト以外あり得ない。
売り上げNo.1、No.2とかのタレントでなかったから、その可能性は少ない。
もう、会うこともないのか…
そう諦めかけていた時に、同じ県内のお店に来たという、彼女からの電話。
運命の神は、
再び二人を引き合わせてくれた!!
そして半年後…
彼女の帰国直前にプロポーズした。
彼女の涙…
彼女は、私との結婚を決意してくれた。
帰国した彼女の後を追うようにフィリピンへ。
ご両親への挨拶を済まし、
数ヶ月後、現地で結婚手続き。
日本の役所にも書類を提出し、あとは日本人の配偶者としてのビザが許可されるのを待つだけ。
数ヶ月後、ビザが許可され、彼女を迎えに再びフィリピンへ。
いよいよ日本へ二人で入国する日の朝、
住み慣れたフィリピンの我が家、
ご両親、
兄弟姉妹
との別れに、彼女は大粒の涙を流し、大泣きしたのだった…。
その涙を見て、
彼女を大事に守っていかなければ…
そう心に誓った。
いつも一人でフィリピンを往復していたのが、
彼女と二人での日本入国。
結婚できた喜びとともに、これからの生活への期待感と少しの不安を思ったあの日…。
あれから18年が過ぎた。
決して順風満帆な結婚生活ではなかった。
あまりにも色々な出来事がありすぎ、
波乱万丈だったと言える。
いつしか、彼女がいるのは当たり前のようにさえ感じていた。
決して、ぞんざいな態度を彼女に対し取っていたつもりはない。
18年の年月は、いつしか二人の間の空気さえも変えてしまったのだろうか?!
今、
私の隣に彼女はいない…。
だが、それは巷でよく聞く離婚の為の別居とか、そんな類いではない。
ここで言うには、まだ時間がほしい。
いずれ、全てをお話し出来ると思います。
今、ハッキリと言えることは、
彼女を愛している心は、変わっていない!!
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